台北Wonder Foto Dayが終了しました

台北で開催されたwonder foto day という写真の展覧会が終了しました。
写真を展示するイベントに出展したのは初めてでした。まず感じたことは、絵画を出展する人たちに交じって出展すると、一番最初にお客様に「絵なのかな?」という疑問を持たれるのですが、写真のイベントなので最初から写真と認識したうえで見てもらえるのが、ちょっと楽でした。
そして、大阪での展示で学んだのですが、上半身切ったのでしょ?加工でしょ?と全員に聞かれる質問の答えを紙に書いて表示ました。そして、鏡にわたしの上半身が写りこんだ写真も提示してこのように撮っていますよと種明かしをしました。
撮り方について、メイキングの映像を流したら?という意見や、見せない方が絶対いいよ、という意見もありましたが、結局、作品を説明するのに撮影の仕方を紹介せざるを得なかったというか、そうじゃないといくら修正していないと説明してもあまり信じてもらえないのでやむを得ないという感じもありました。

このようにテーブルの上に置くだけの展示なので小さい額を買って小さい写真を入れて飾り販売しました。少額のものとZINEもまあまあ売れて出展料の元が取れました。どのお客様もじーっと不思議そうな顔をしてしばらく黙って観ておられましたが、たいていの場合、どうやってフォトショップ使わないで撮るのか、やはり尋ねられました。展示スペースにインスタグラムのアカウントを最初は書いておかなかったのですが、3日目になってから手書きで書いて置き、フォローしていただきインスタグラムにアップしてあった撮影動画を見せたら納得してもらえました。たくさんの方にフォローしてもらえたことがこの展示で最も大きな収穫だったかもしれません(笑)。
今後は、インスタグラムに作品を毎日1枚アップする習慣にしたいです。

ひとつ印象的な出来事がありました。
小さな男の子が、「美脚星人」に興味津々で、一度は親御さんに他のところを見ることを促されて連れていかれましたが、再びやってきて食い入るようにまた見始めました。そして、お母さんが写真を1枚買ってくださったんですが、どれがいい?と聞いたらちゃんと自分で選んでいました。

この展覧会は、審査員がおりグランプリなどいくつか賞があったようですが、わたしは何の受賞もありませんでした。期待もしていないのでショックもありませんが、不満があります。
それは、審査員が審査する時間がきっちり設けられているにもかかわらず、その時間帯には全く来ないで、一般のお客様がぎゅうぎゅうのところにやってきてチラ見か素通りしていったことです。誰とは言いませんが、女性全員そうでした。男性審査員も元々知っている日本の審査員以外、全然接触がありませんでした。それが不満です。

そういう不満を隣のブースの人に話したら、「零さんの場合は特に女性だと、妬まれるとイイネっていってもらえない」と言われました。「自分ができなくてきれいだと妬まれるんだよ」って。考えてみるとわたしの作品をイイネって言ってくださる女性たちはファッションもおしゃれで女性らしいセクシーさもあり、美意識高い人が多いです。お客様もオシャレでメイクもバッチリしているような女の子たちが素晴らしい!って言ってくれました。審査員は、そういう人たちの真逆な人たちと考え(実際地味なんですけど)こちらも審査員をスルーすればよいのだなと思いました(笑)。

あと大事なことがありました。
わたしは最近、「美脚星人」のコンセプトについてもう一度考え直しました。実はわたしの心の奥底にあった想いを、コンセプトにすることにしました。それを幼稚園レベルの中国語で手書きで書き並べたら「良いコンセプトですね!!」と多くの人に支持されました。そのコンセプトをもっとわかりやすい文章に書くことが、今やらなくてはならないことの一つです。

LINEで送る
Pocket