『エイリアン・ビキャク(美脚星人)』のZINEが完成しました

『美脚星人』というタイトルの英語表記を『ALIEN BIKYAKU(エイリアン・ビキャク)』としました。英語には『美脚』に相当する単語がなくBeautiful legsというのが一般的だそうです。『KAWAII』とか『UMAMI』などは今では世界で通じる日本語のようですが、『BIKYAKU』という日本語も、そのままの発音で世界で認識されるようになったら面白いなと思いました。

そういえばJAZZのスタンダードナンバーの『枯葉』の英語名が『Autumn leaves』だということは昔から知っていましたが、英語には『枯葉』に相当する単語もないということを、つい最近知りました。因みになぜわたしが『Autumn leaves』とさらっといえるかと言いますと、ジャズが大好きで高校生の時にキャノンボール・アダレイや山下洋輔さんの『Autumn leaves』をピアノで耳コピして弾いて遊んでいたからでした。もちろん超適当ですけど(笑)。

わたしがこのZINEを制作するにあたって、あるお方から指導をしていただきました。そのお蔭でようやく作品のコンセプトを書き上げることができました。ZINEに掲載している文章ですがぜひ読んでいただきたいので転載します。

2000年から、服を販売するための商品写真を撮ることがきっかけで、自らがモデルとなり自分撮りを始めました。
商品の宣伝のためブログを開設し、最初は販売商品であるコスプレ衣装の写真を撮っていました。でもそのうちに自分の好きなプライベートのファッションも見せたいと思うようになりました。わたしはヴェルサーチなどの華やかでセクシーなファッションが大好きだからです。美しい服の魅力が伝わるように美しく撮りたい、そんな思いが強くなりました。

でもそれには一つ問題がありました。わたしは顔にコンプレックスがあるので顔を出すことはできません。ブログでは顔にモザイクをかけていましたが、写真として不完全で美しくありませんでした。

そんなある日、カメラに背を向けて立ち、お辞儀をするようなポーズを撮りました。その写真を見て大変驚きました。上半身が全く写っていないのです。現実では存在しえない下半身だけの人間なのに強い生命力を感じ魅了されました。わたしはこのポーズを取った自分の脚に、完成された美を感じました。顔が写らないポーズを模索していたわけではありませんでしたが、偶然にもこのポーズに出会ったのです。そして服や場所を変えて撮影するようになりました。2008年のことです。

わたしは「脚」を見てもらいたいわけではありません。好きなファッションを見せたいのです。愛する美しい服や靴などを魅力的に見せ、わたしの想う「可愛い」をこのポーズで表現したいと考えました。

わたしはこれらの写真を撮っている時、生きがいを感じます。美しいビジュアルを撮るためには、服や靴が美しいだけでは足りず、それを引き立てる背景も重要です。そのコーディネートを考えるのも楽しい時間です。そして健康的な脚と体力がなければ撮ることはできません。もしこの創作をやっていなかったら自分で自分を満たすことができず、前向きに生きることはできません。わたしはポジティブに楽しく生きるためにこれからも表現してゆきたいです。

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