食べられるアート、創作料理のお話

シンプルな小さい四角い小皿にまんべんなく砂浜の砂を敷き詰める。その上にコロンと無造作に置かれた玉砂利のような丸っこい石ころを想像してみてください。そしてこれから食事だ!というときテーブルについているあなたの目の前にそれが出てきたとします。『どうぞ召し上がれ!石ころですけど』とシェフに言われたらどうでしょう?どっからどう見てもただの石ころです。でも恐る恐るかじってみると実はジャガイモだった。

そんな楽しい料理の授業をEテレの『奇跡のレッスン』という番組で観ました。そのユニークなシェフとはスペインのサンセバスティアンのミシュラン二つ星レストラン『ムガリッツ』のアンドニ・ルイス・アドゥリスさんです。 食に興味のあるわたしにとってこの番組は本当に楽しめる素晴らしい番組です。と同時にいつかサンセバスティアンに行って美味しいモノ三昧をしたいという願望があるのでタイムリーな内容でした。

石に見えるのに食べられるとか卵の殻に見えるのに実は食べられる素材で作った殻そっくりのデザート。本来食べられないものを食材で作ってあっと驚かせるのが創作料理の醍醐味か、と感心したわけです。ふむふむ、そういえば以前ジャパンでこのような創作料理を出すお店に行ったことを思い出しました。傳という創作和食のお店です。3回くらい行きましたがホントに驚かされました。目の前にシャベルですくった泥がでてきたんです。よく見ると苔が生えています。苔の生えた泥です。ガーデニングしてた人がお庭から運んできたばかりという風情です。どう見ても食べられそうなものには見えません。食べられるものだと考えてみてもとても美味しそうには見えません。覚悟してスプーンで口に運んでみると甘いムースでした。
そういうサプライズな料理を堪能できるのがというお店です。東京都渋谷区神宮前にあります。

傳のお料理は本当に素晴らしいです。食べられるアートです。いつか母を連れて行ってあげたいなと思っていますが、お昼の営業をしていないので母がどうしても敬遠してしまっていくことができないので残念です。わたしもまた行きたいなと思うけど一緒に行くヒトが今はいません。以前3回一緒に行ったキミとはなんとなく疎遠になり、べつのキミを誘ってみても高級すぎて今の自分には相応しくないと断られてしまったり、お相手には不自由しています(笑)。どこかでイイご縁がないものかと願っています。以前のキミと疎遠になってしまったのは少々心残りではあるけれど、きっとわたしのは周波数が下がってしまったのだなと思っています。周波数が上がったらまたきっと会えるのだと思います。だから周波数上がるようになりますわ、なんとしてもね。

でもなんといってもわたしには、お寿司が一番です!江戸前の握りがいっちばん好き♡

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