一杯のコーヒーで小さな冒険をしてみる

ベビーカーの中におとなしくしているワンちゃんがいました。飼い主は果物を売ってる女性です。時々身を乗り出そうとすると「坐下」と声を上げました。するとワンちゃんたちはすぐにベビーカーの中に収まりました。

ベビーカーと言ってしまったけどこういうのなんて言うのかな?わかりません。わたしは犬猫だったら断然ネコ派なのですが犬を飼って強制的に散歩に行かなくてはならない老後も悪くないなと思ったりしました。健康のためにね。「坐下」というのは中国語で座りなさいという意味ですね。台北では犬をリードに繋いでない人も見かけます。

小さくてどこかで拾ってきたような使い古されたテーブルと2つしかない丸椅子のうちのひとつに腰掛け、屋台のコーヒーを飲みながら観察していました。

屋台のコーヒー屋の店主のあとを小さなダックスフンドがちょこちょこついていく様子もなんだかとても羨ましかったです。昔、年下の男の子と付き合ったとき、足元にひっついてくる仔犬のようで可愛いかったなと言う記憶が蘇ってきました(笑)。そんな彼も今では結婚して幸せなはず。よかったよかった。こういうのんびりした休日と言うのはよいもんだな、たまには外でコーヒー飲むのもいいもんだなと、いつもしないことをしてみて感じました。

因みにこのコーヒー屋台は、週に一度土曜日のみマンションの一階でコーヒーが趣味のご夫婦が出しています。味は格別!紙コップなのがちょっと惜しいが1杯60元で200円ほど。

コーヒーを淹れてくださる方にもコーヒー豆を栽培している方にも感謝します。わたしは幸せですわ。

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